僧帽弁閉鎖不全症手術を決めてから、退院まで。血小板減少症により再入院してから退院、亡くなるまでの闘病記録はこちらです。

犬の僧帽弁閉鎖不全症手術後合併症・免疫介在性溶血性貧血~輸血

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セカンドオピニオンを受けることを決めて、病院にその意思を伝えることにしました。

目次

術後40日目(再入院18日目)

面会でのあんぱんは、しんどそうで元気がありませんでした。
先生には、今は何も食べさせないように言われてしまってショックでした。

貧血が進んで、ヘマトクリット値12.7%、血小板数14Kになっていました。
このまま下がり続けると亡くなってしまうかも知れないと、先生に言われ言葉が出ませんでした。
あんぱんは、網赤血球数の増え方が弱いらしく、普通の免疫介在性溶血性貧血とは違うようでした。
調べてみると、骨髄で作られるはずの網赤血球が作られない、非再生性免疫介在性貧血というものもあり、先生に聞いてみるとあんぱんはその症状みたいでした。
かなり厳しい状況だと言われてしまい、ショックでした。

今日の夕方もう一度検査をして、悪くなっていたら輸血をするかもしれないと言われました。
輸血のリスクはあるけど、それしか方法がなさそうでした。

先生に幹細胞治療を受けようと思っていることを伝え、治療記録を頂きたいとお願いしたところ、面会が終わる頃に看護士さんが持って来てくれました。

その日の夕方、病院から連絡があって、網赤血球数が上がっていたから輸血は見送ることにしたと連絡がありました。
心配だったけど、少しだけホッとしました。

術後41日目(再入院19日目)

午後から面会に行く予定で準備をしていると、朝病院から電話がかかってきました。
ドキドキしながら電話に出ると、「貧血が進んでいるので、今から輸血の準備をします。」と言われました。
すごく不安になりながら、面会に行く準備をしました。

輸血をする為には、血液が合うかどうかのテストとか準備にも時間がかかるので、面会に行くまでに準備が終わってるかどうかという感じでした。

病院に着いてしばらく待っていると、診察室に呼ばれ、先生と話をしてからICUに案内されました。
あんぱんは輸血中でしんどそうでしたが、少し窓を開けると来てくれて撫でることが出来ました。

今朝の検査結果は、ヘマトクリット値が8.3%で危険な状態でした。血小板数は6Kまで下がってしまいました。

先生は出血してるかどうかわからないとおっしゃっていましたが、おそらくずっと消化管出血が続いていたのだと思います。

輸血のリスク

輸血をする前には、クロスマッチ検査をします。
クロスマッチ検査は、輸血を受ける側と与える側の血液を体の外で混ぜ合わせて反応を見る検査で、
クロスマッチ検査で適合すれば、ほとんどの場合、重大なリスクはないようです。
ただ希に、クロスマッチ検査で適合しても状態が悪化してしまうことがあるそうです。

輸血で起こる反応には、急性溶血(血が壊れる反応)、アナフィラキシーショックや蕁麻疹などのアレルギー反応、発熱などの急性のものと、感染症の伝染や遅発性溶血という遅発性の反応があるそうです。

急性の輸血反応では命に関わる危険度が高い症状が出ることが多いのが特徴です。

あんぱんは、面会したときには輸血が始まってから少し時間が経っていたので、急性の輸血反応の心配は無さそうでしたが、まだ安心は出来ませんでした。

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