僧帽弁閉鎖不全症手術を決めてから、退院まで。血小板減少症により再入院してから退院、亡くなるまでの闘病記録はこちらです。

犬の僧帽弁閉鎖不全症手術体験記①~肺水腫になりました~

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あんぱんが僧帽弁閉鎖不全症と診断され、手術をし、退院するまでを少しずつお話ししたいと思います。

僧帽弁閉鎖不全症とは

僧帽弁閉鎖不全症とは、心臓の左心房から左心室へ血液が流れるときに通過する弁(僧帽弁)に異常がおこることで閉鎖機能が悪くなり、左心室から左心房へ血液が逆流してしまう疾患です。

僧帽弁閉鎖不全症は徐々に進行し、心臓が体へと血液を送り出せなくなる心不全という状態へ移行します。
また、肺への負荷が大きく、肺水腫と呼ばれる状態になることも多く、こういった状態は命にかかわる深刻な事態です。

症状としては、心臓肥大により気管が圧迫されて咳が出たり、呼吸が速くなったりする(安静時に1分間で40回近くになると危険)ことがあります。

僧帽弁閉鎖不全症と診断されました

2021年4月、かかりつけの病院に定期検診に行った時、心雑音が聞こえると言われ、心臓の検査をしてもらいました。

その時はまだお薬を飲むほどではありませんでしたが、僧帽弁閉鎖不全症と診断され、経過観察をしていくことになりました。

病気のことはそれほど気にすることなく普通に生活をしていましたが、後から思えばきちんと病気のことを調べたりしておけば無理をさせることもなかったのかなと思いました。

それでも、2021年7月、11月、2022年2月の定期検査では特に大きな変化もなく安心していました。

肺水腫になる

あんぱんは、日中家族が家にいるとあまり熟睡しない子で、連休で家に人がいる日が続くと後半はかなり眠そうにしていることがありました。

2022年5月のゴールデンウィーク頃から疲れてるようには見えていたのですが、いつもの寝不足かなと思っていました。咳も出ていましたが、もともと気管が少し弱くて水を飲んだ後とか走った後は咳き込むことがありました。

2022年6月の定期検査で病院に行くと、肺水腫になりかけていると言われ、すぐに利尿剤を注射してしばらく様子を見てもらいました。しばらく待った後、家に帰ってもいいと言われたので抱っこして病院の外に出たところで突然あんぱんが鳴いて倒れたのです。

この時は旦那さんが抱っこしていたのですが、急にぐったり力が抜けて一瞬もうダメかと思ったそうです。

すぐにもう一度検査をしてもらうと、肺水腫になっていました

その時は午前中だったので、夕方まで入院して酸素室で様子を見てもらうことになり、夕方病院に行くともう1日入院した方がいいと言われ、お願いすることにしました。

あんぱんは、メンタルの弱い子で入院させるのも不安でしたが、先生に夜間看護をお願いして任せることにしました。

この日からあんぱんと闘病生活が始まりました。

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